40代半ばを迎え、海外出張の機会が増えた頃、初めてリモワのスーツケースを手にする。当時、リモワは憧れの高級ブランドであり、その洗練されたデザインと圧倒的な耐久性に心惹かれた。
当時はまだアルミ製のみだったリモワ。手に取ると、その重量感は確かにあったが、同時に高級感と頼もしさも感じられた。初めての海外出張で、空港のターミナルを颯爽と歩く自分の姿に、優越感すら覚えたことを覚えている。
あれから10年近く、リモワのスーツケースは私の旅の相棒として活躍し続けている。世界各地の空港を転々とし、時には過酷な環境にも耐え、数え切れないほどの思い出を一緒に積み重ねてきた。
リモワのスーツケース最大の利点は、その耐久性だ。アルミ製は傷つきやすく凹みやすいというイメージがあるかもしれないが、私の経験では驚くほど丈夫だ。多少の傷なら味となり、旅の思い出として愛着さえ湧く。
また、TSAロック搭載モデルを選べば、世界中の空港で安心して預けることができるのも魅力の一つだ。実際に、過去に鍵を紛失した経験があるが、TSAロックのおかげで貴重品を守ることができた。
近年では、デザインも、従来のクラシカルなスタイルに加え、様々なカラーや素材を取り入れたモデルが続々と発売されている。ファッション性にもこだわりたい方には、最適な選択肢と言えるだろう。
リモワは、単なるスーツケースではなく、旅そのものを格上げしてくれる存在だ。所有することで、優越感や高揚感を得られるのはもちろん、旅先での出会いや経験をより豊かなものにしてくれる。
もちろん、価格帯は決して安くはない。しかし、その価値は十分にあると断言できる。リモワのスーツケースは、一生モノとして長く愛用できる逸品だ。
これからも、リモワのスーツケースと共に、世界中を旅していく。旅先で出会う人々との交流や、新しい文化体験を通して、自分自身を成長させていきたい。
そしていつか、娘や息子にも自分のリモワを譲り、彼らの旅立ちを祝福したいと思う。